カラミントの育て方

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カラミントは、別名のカラミンサという名前でも知られていて、ミントの仲間ではありませんが、葉に触れるとミントのような清涼感のある強い香りが漂います。庭に植えておくと花期が長く、淡い花色も涼しげでちょっと触れた時にさわやかな香りです。

カラミント

カラミントの育て方のポイント!

カラミントを育てる環境

カラミントを育てる場合は、日当たりと水はけの良い場所を選び、春か秋に植え付けを行います。丈夫なハーブなので半日陰でも育ちますが、花付きの良いボリューム感のある株にしたいならば、日当たりがよく通気性のよい場所を選びましょう
また、用土は特に選びませんが、あまりに多湿の環境が長く続くと根腐れが心配です。特にプランターや鉢植えにする場合は、水はけが良く、通気性の良い土を選んで育てるようにしましょう。

水やり、肥料、害虫や病気

カラミントは、多湿も嫌いますが水切れも苦手です。水はけの良い場所に植えた場合やプランターや鉢植えで育てる場合は、たっぷり水を与えましょう。あまり保水性のない土で育てている場合は、水切れに注意しましょう
肥料もほとんど必要ないくらいで、与えすぎるのが良くないので、植え付けの時に元肥をしっかりと施しておけば、春と秋に緩効性肥料を少し追肥すれば問題ないでしょう。
害虫や病気に関しては、特に注意が必要なものはないので、無農薬で育てることも可能です。

カラミントの栽培方法

日頃の作業

カラミントの増やし方

カラミントは、日陰でも育ちますが、花つきを良くしたいなら日当たりの良いところで育てて、枝が込み合ってきたら整理するようにします。株分け、さし芽でも増やすことができるので、花が咲き終わったら、株全体が半分くらいなるまで刈り込み、切り花としてお部屋で楽しむこともできます。耐寒性のある多年草なので、こぼれ種でも増えていきます。

また、鉢植えの場合、花つきが悪くなってきた時は、根詰まりかもしれません。一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。

カラミントの日頃の管理

土があまり乾燥し過ぎないように水やりを調整して管理します。花柄摘みの必要はありません。

耐寒性と耐暑性について

カラミントは、耐寒性と耐暑性もあり、とても丈夫で育てやすいハーブですが、日本では梅雨時の蒸れが心配です。梅雨前に軽く剪定などして通気性を良くし、根腐れをおこしやすいので、水はけにも注意しましょう。
11月頃になると株元に芽が出てきますので、冬にはその芽を残して剪定して冬越ししましょう。

カラミント

カラミントの魅力!

Calamintha(カラミント)という名前は、ギリシャ語の kalos(美しい)mimthe(ミント)からつけられたようです。初夏から秋にかけて白に近い薄紫の小さい花を次々と咲かせ、葉に触れるとミントに似た香りが漂うので、名前の語源に納得です。
また、カラミントは古くは薬用ハーブとして強心薬とされていましたが、今日ではほとんど薬としての利用はありません。
料理に利用する場合、フレッシュな葉をそのまま刻んで、肉や魚の臭み消しとして使います。葉は、ハーブティーとして利用することもできます。

カラミントにも種類がいくつかあり、花の色も白っぽいものから、紫色やピンク色のものまであります。園芸の世界では、カラミントまたはカラミンサという場合は、カラミンサ・ネペタを指すことが多いようです。

カラミント
学名Calamintha nepeta
英名Lesser calamint
別名・和名カラミンサ、コモンカラミント
原産地ヨーロッパ
分類シソ科 / 多年草
大きさ30cm~60cmほど
種まき・植え付け4~6月、9~10月
開花時期6~10月
収穫時期5~10月
日当たり・耐寒性日当たりを好む / 耐寒性あり
利用部位茎葉、花
利用方法料理、クラフト、園芸
花言葉愛のささやき、清涼

Lesser calamint