ディルは、昔から薬用ハーブとして親しまれていました。
花姿がフェンネルとよく似ていますが、フェンネルより繊細なイメージで、葉の色もややグレーがかっています。
香りはキャラウェイに似ていてちょっとスパイシーで、北欧料理によく使用され、ピクルスのスパイスなどとしても使用されています。
ディルには消化促進、胃健、鎮静作用などがあり、古代ギリシャ時代から治療薬として利用されていました。
日本には江戸時代に漢方薬として伝わり、駆風薬(胃腸内にたまったガスの排出を促進する薬)や健胃薬(消化液の分泌を促進して胃機能を亢進させる薬)として使用されてきました。
学名 | Anethum graveolens |
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英名 | Dill |
別名・和名 | イノンド |
原産地 | 地中海沿岸、西アジア |
分類 | セリ科 / 一年草 |
大きさ | 70cm~1.5mほど |
種まき・植え付け | 4~5月、9~10月 |
開花時期 | 5月~7月 |
収穫時期 | 4月~7月 |
日当たり・耐寒性 | 日当たりを好む / 半耐寒 |
利用部位 | 葉 |
利用方法 | 料理、クラフト、香料、切り花 |
花言葉 | 知恵、保護 |
Dill