オケラというハーブ

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

オケラというハーブは、アザミに似た白っぽい花を咲かせ、お茶席の茶花として利用されることの多い植物ですが、「ウケラ」という古くからの名前で万葉集の中でも詠まれています。
大晦日から元旦にかけて京都の八坂神社で行われる朮(おけら)祭りのかがり火に用いられ、邪気を祓う力があるとされています。

オケラの花 ハーブ

オケラの根茎の皮を除き、乾燥させたものは「胃健」「整腸」「利尿作用」などのある生薬となって、白朮(びゃくじゅつ)と呼ばれています。

オケラは、日本(東北以南)~朝鮮半島に分布し、日当りの良い乾燥気味の野山の草原に生育しています。
その特徴は、大きさは高さ30cm~1mほどで幹は硬く、葉質も硬く、葉の縁が細かくぎざぎざになっている。

オケラ

「お金が底をつき、オケラになった」の「オケラ」には諸説あり、「昆虫のケラの様子が両手を上げているように見えることからおてあげ」というものと、「植物のオケラを生薬とするために根茎の皮を剥ぐことから、身ぐるみ剥がれる様子に例えられた」というものです。

学名 Atractylodes japonica
英名 southern tsangshu
別名・和名 ウケラ
原産地 日本(東北以南)、朝鮮半島、中国北東部
分類 キク科 / 多年草
大きさ 30cm~1mほど
種まき・植え付け 4月~5月
開花時期 9月~10月
収穫時期 4月(若芽の収穫)、10月~11月(根茎の収穫)
日当たり・耐寒性 日当たりを好む / 耐寒性あり
利用部位 若芽、根茎、花
利用方法 料理、ヘルスケア、クラフト、園芸
花言葉 親しみやすい

southern tsangshu