ローズマリーという名前は、ラテン語で「海のしずく」。海の近くでこの花が多く見かけられたことから名付けられたと言われています。
英名で「Rosemary」。学名は「rosemarinus officinalis」(ロスマリヌス オッフィキナリス)また、別名を「万年露」まんねんろうといいます。
ローズマリーは、冬でも緑の葉を茂らせていることから、クリスマスリースなどに利用されることの多いハーブですが、ほとんど一年中花を咲かせている丈夫なハーブです。
ローズマリーは、料理以外にもいろいろなことに使えますし、とても育てやすいハーブなのでぜひ育ててみましょう!
目次
ローズマリーの育て方
ローズマリーの種は、春から秋にまきますが、挿し木や株分けの方が早く育ちます。
日当たりが良く、乾燥気味を好むので、水はけが良く、風通しの良い環境で育てます。
草丈は50cm~1.5mほどになり、一度植えれば二年目からは木質化します。
地植えにすれば、それほど肥料を与えなくても大株になり、ほぼ一年中収穫できます。
すぐに利用できない場合は、陰干ししてよく乾燥させておきましょう!
キッチンハーブとして、チャイブ、タイム、バジル、オレガノ、ミントなどとの寄せ植えも素敵です。
ローズマリーのスパイシーな香りは、脳細胞を活性化する働きがあると言われています。
ローズマリーの種類
ローズマリーは、シソ科の常緑性低木で、種類によって薄紫~青、白、ピンクなど花の色はさまざまですが、花付きの良いものとそうでないものがあり、立性・半立性・匍匐性と、生育の仕方も種類によって違います。立性が一番多く栽培されているようですが、匍匐性のローズマリーのグランドカバーも素敵です。
ローズマリーの花色の種類
ローズマリーの代表的な花色は青紫系ですが、その種類はとても多く、ピンク系や白などの花を咲かせる種類もあります。さらに同じ種類の色違いなどもあるので、花の色で品種を特定するのはとても難しいです。
ローズマリーの花 (薄紫) | ローズマリーの花 (青) |
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ローズマリーの花 (白) | ローズマリーの花 (紫) |
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ローズマリーの花(淡いピンク) | ローズマリーの花(ピンク) |
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ローズマリーの生育の仕方の種類
ローズマリーの種類は大きく分けると三種類あり、立性(茎が立ち上がって上に伸びるもの)、横に這うように広がっていくもの(匍匐性)、その中間の半立性のものがあります。また、一度植えれば二年目からは木質化します。立性・半立性・匍匐性と生育の仕方で分けて、代表的なローズマリーの名前を書いてみます。
![]() マリンブルー、マジョルカピンク、セーラム、パイン、ゴリジア、トスカナブルー、ホワイト、ハーブコテージ、ソーヤーズ、フォーステリーブルー、ギルテッドゴールド、ゴールデンレイン、ミスジェサップ、プライムリーブルー |
![]() コリンガムイングラム、ブルーラグーン、モーツァルトブルー、コルシカン |
![]() サンタバーバラ、プロストレイト、コルシカン、シメリングスターズ、ダンシングウォーター、マッコネルズブルー、ハンティングカーペット |
ローズマリーの香りは、フレッシュの場合ちょっとくせがあって強いかな?と感じますが、ポプリやハーブ石鹸、入浴剤などとして利用した時は、その香り効果を実感します♪
また、オーブンなどで熱を加えお料理に使用すると、香りがまろやかになります。
ハーブの中でもとにかくいろいろに使えるローズマリー・・・ハーブティー、ハーブソルト、料理、ドライハーブ、ポプリ、サシェ、ハーブ石鹸、入浴剤、ボディオイル、ヘアシャンプー、ヘアリンス、ハーブキャンドルなど、ローズマリーの香りと効能を思いっきり楽しみましょう!(初めての方は、少しづつ試してくださいね)
ローズマリーは、血行を良くしたり、鬱血による痛みを和らげてくれる効果が期待できます。
学名 | Rosmarinus officinalis |
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英名 | rosemary |
別名・和名 | マンネンロウ |
原産地 | 地中海沿岸 |
分類 | シソ科 / 木本 |
大きさ | 50m~1.5m |
種まき・植え付け | 4~5月、9~10月 |
開花時期 | 9~7月 |
収穫時期 | 周年 |
日当たり・耐寒性 | 日当たりを好む / 半耐寒 |
利用部位 | 葉、枝、花 |
利用方法 | ハーブティー、料理、ヘルスケア、クラフト、園芸 |
花言葉 | おもいで、かわらぬ愛 |
rosemary