ルーというハーブは、とても個性的な香りのするハーブで、学名の一部にもgraveolens(グラベオレーンス)「強い香りがする」と付いているくらいです。
中国名の「芸香(うんこう)」も芸が盛んなる様子という意味で、香りが盛んにすることを示しています。
ルーの利用部位は、葉と花で、葉に含まれる精油成分が「駆虫薬」の役目を果たし、その殺菌作用から衣類の防虫、本のしおりなどにされ、また古くはヨーロッパで疫病薬として使用されていましたが、毒性があることがわかり、現在ではほとんど食用としては利用されていません。
初夏に咲くルーの黄色い花
ルーの茎の頂点には、いくつもの花茎が伸び、その先に咲かせた黄色い小花を蝶が好みます。
花びらの縁は内側に巻き戻るような形で、葉も切れ込みのある個性的な形をしていて、葉はトランプの「クラブ」のモチーフになったと言われています。葉が斑入りのものや青っぽい品種のものもあります。
学名 | Ruta graveolens |
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英名 | Rue |
別名・和名 | ルー、ヘンルーダ |
原産地 | ヨーロッパ南部 |
分類 | ミカン科 / 多年草 |
大きさ | 40cm~80cmほど |
種まき・植え付け | 3~5月、10月 |
開花時期 | 5月~7月 |
収穫時期 | – |
日当たり・耐寒性 | 日当たりを好む / 半耐寒 |
利用部位 | 花、葉 |
利用方法 | ポプリ、クラフト、切り花、園芸 |
花言葉 | 悔恨 |
Rue